電子掲示板阿修羅:「反原発論者がつく、典型的な3つの嘘を暴いてみる」へのコメント返信

 5月7日に「反原発論者がつく、典型的な3つの嘘を暴いてみる」という記事を書き、電子掲示板「阿修羅」に投稿したところ、以下のようなコメントを頂いたので、返信をしたい。

01. 2010年5月09日 23:08:55: J7ExPyFIna
私たちが住むところでは玄海原発から約50km離れているところでは13〜15cpmです。雨が降ったり黄砂が降ると18ぐらいになります。ところが原発周辺のモニターは400〜500cpmです。この値は身体に影響ないとされていますが、幼い子供たちにとってどうなのでしょうね。

「幼い子供たちにとってどうなのでしょうね。」などと、立証責任を筆者に押し付けてはいけません。根拠なくして、掲示板を閲覧する市民の不安を煽ってはいけません。幼い子供に影響があるのであれば、ソースを明示した上で、そのように指摘することです。

「こんな懸念があります。このままで良いのですか。」と市民の不安に付け込むのがサヨクの特徴です。

アメリカのデーターで原発や核関連施設周辺160kmに乳がんが増えていて、そのほかの地域は横ばいか減少という事が報告されています。これを日本の原発にあてはめますと日本のほぼ全部が覆われてしまいます。
日本女性の乳がん罹患は70年代よりも3倍も増えているのです。これをどのように考えたらいいのでしょうね。

米国のグールドという学者が「内部の敵」で発表した異論ですね。グールドが発表した内容は、科学者によるピアレビュー(査読)を経たものではないどころか、他の学者によってグールドの結果を再現することはできなかった、と言われています。ニューヨーク・タイムズでは、「市民の不安を煽るトリックスターだ」と酷評されています。そんなものを信じろ、と言われても無理です。

乳がんの罹患の増加については、食生活やライフスタイルが欧米のものに近づいたため、欧米に比べて元々低かった罹患率も上昇して近づいた、というのが一般的と認識しています。このような陰謀論を展開してもダメで、原発立地と因果関係があるというのなら、それを証明した論文なりをソースとして明確に示すべきだと思います。

02. 2010年5月10日 06:43:03: J7ExPyFIna
資源を持たないからこそ、世界第3位の地熱をもっと利用すべきです。輸入する必要はない純国産、地球がある限り地熱は利用できますよね。地熱発電所と原発の事故を考えるとどちらがいいのかすぐわかると思います。どうしてこちらのほうに税金がが回らないのでしょう。

大規模発電に向かないため、地熱発電の発電コストは火力や原子力より1.3〜1.5倍高いのです。電気料金の大幅値上げをしてもよい、という国民の合意があれば、地熱発電その他いわゆる再生可能エネルギーに大きく舵を切ってもいいのかも知れませんね。

03. 2010年5月10日 15:59:53: YU8B2WPyAw
正直に,「原発は金になるのだ。だから必要なのだ。」といえばいいのに。

原発反対論を意図的に貶める気持ち悪い記事ですね。

出しているデータも,推進論の都合のよいデータばかり。放射性廃棄物を埋めて知らん振りすれば,その後CO2は出さないかもしれませんが,まじめに地上で百年,千年管理しようと思えば,その間CO2の排出は避けられないでしょうね。

安全性の不安を理由とする「原発反対論」はよく分かるのですが、CO2の話は明らかに違うと思ったので、まとめ記事を書いただけです。

「私が引用したデータは、推進論の都合のよいデータばかり」との指摘ですが、他に反対論に有力なデータがあるのなら、それを提示して反論すれば良いだけの筈ですが。結局、反対論に都合の悪いデータしか世の中に存在しない、ってことなのでしょう。

自然界にも放射能はある,だから安全だ,というのもよく推進派が言います。原発事故直後に,モニタリングの数値が不自然に消えてしまっているのはなぜなんでしょうか。

東電の柏崎原発のときの話ですね。「地震でモニタリング装置に不具合が出た」とするのが真っ当な解釈だと思うのですが、何故、そのような陰謀説を持ち出すのか。何か根拠があるのですか。「国や電力会社が故意にそうしているのだ」と信じたいだけなのでは。

太古の昔,地球誕生から,気の遠くなるような年月を経て,やっと現在の放射線レベルになって,ようやく生命が誕生し,その放射能と戦いながら,これまで生物は進化してきたのではないですか?

自然に逆行するように,放射能を生産し続け,垂れ流しながら,「自然界にもあるよ。だから安全だよ。」というのは,おかしな理屈にしか聞こえません。

シーベルトは、放射線元により、人体への被爆の深刻度によって、重み付けして算定したものです。つまり、あなたの言うような話は織り込み済の話と理解しています。

「自然界に普通に存在する放射線より著しく低い線量であっても、原発由来の放射線は危険だ」というのなら、論文なり、ソースを明確に示せば、それで良いのではないですか。

温排水の影響を,なぜ大気への熱放射として計算されているのか理解できないのですが,それが周辺の海の生態系に影響を与えているのは事実です。温排水で魚の養殖をしているくらいです。私はそんな魚,絶対食べませんが。

局所的に海の生態系へ影響を及ぼすこと自体Nyangoはまったく否定していないわけで。温暖化という切り口で見れば、温排水による熱が放射されることにより大気が暖かくなるか、海流等の変化に影響して気候変動するか、だと思うのですが、まさか、反対論者は後者の話をしているわけではないでしょう。後者が問題だ、というのなら、それを指摘した学術論文などを根拠として示されるべきだと思います。

04. 2010年5月11日 13:58:36: tqBy8UG82U
何でそこまで必死なのかわからんな。原発は使わなければそれにこしたこと無い。
放射性廃棄物は最悪のゴミだろ。
記事を執筆した人はまず原発のすぐそばに引っ越してもらって欲しいね。

これからはエネルギーも分散化の時代だ。中央集権的な発電所はなくす方がベストだ。しかしメディアはスマートグリッドとか何とか言って、効率性追求のように見せ変えて電力で我々を縛り付けようとしている。

再生可能エネルギーによる発電コストは火力や原子力よりはるかに高いので、化石資源を持たない我が国のエネルギー源を当面原子力に求めるのは、止むを得ないと考えています。電気料金の大幅値上げをすぐしてもよい、という国民の合意があれば、話は別ですが。

個人的には、大規模洋上風力発電に期待しています。「コンクリートから人へ」をスローガンとする急進的な政策転換により職を失わざるを得なかった土建業界の仕事にもなると思います。

05. 2010年5月11日 21:40:12: OwCztGmt1U
原発は使わなければそれにこしたこと無い。」には同意します。
でも、地球温暖化とか考えれば必要悪ですね。

反対派の人たちは、何でそこまで必死になって、嘘をついてまで、原発の「すべて」を否定しようとするのでしょう。

「温暖化対策としては有効かもしれないが、それを打ち消して余りある弊害があるから反対だ」でもいいじゃないですか。

まったく仰るとおりだと思います。この記事もそうした観点で書かれています。

06. 2010年5月11日 22:29:30: AxdUIZ0cXM
放射性物質を取り込む体内被曝と
自然放射線による外部被曝とでは
被曝の意味が違います。
簡単には比較できません。
体内被曝は臓器に集積されます。

一般論としては確かにその通りなのですが、原発由来の体内被曝の危険性を言いたいのなら、反論者が学術的に指摘した論文のソースを出されればよいのではないですか。でも、誰も出さないんですよね。

07. 2010年5月11日 22:47:59: AxdUIZ0cXM
最近、住宅に24時間換気システムが導入されたが、これはもともと、北欧のコンクリート住宅で冬場締め切った環境のなかでラドン濃度が上昇するのを防ぐ為に考え出されたと記憶している。
ラドンを含んだ空気を吸って肺ガンのリスクが高まる為である。
私は、ラドン温泉につかっても温泉水を飲もうとは思わない。

ラドンと癌
http://www.who.int/ionizing_radiation/pub_meet/factsheets/radon_fs_291_japan.pdf

何を言いたいのか分かりません。すみません。

08. 2010年5月12日 10:15:27: AQqyLULhMc
ウソとは違うが、原発反対派って太陽光とか風力とか地熱とかに対しては、きわめて甘い見通しに立って、原発廃止しても大丈夫って言ってるようにみえる。残念だが、とても信じられない。太陽光がそんなに有望なら補助金ゼロでもどんどん普及したはず。今度の電力買い取り制度で太陽光発電つけてない人の電気代は値上げだ。

太陽光の発電コストは、火力・原子力に比べて4倍程度になったと思います。主要なエネルギー源とするのは当面は無理だと思います。

09. 2010年5月12日 11:30:10: v71fjNpY2Y
私は左翼だが原発反対なんて考えたこともない。
左翼を馬鹿にするなといいたい。

それはそれは大変失礼しました。

10. 2010年5月12日 14:40:37: RycBzCkf0s
原発の清掃作業員の問題が有ります。
清掃作業はロボットがやっているわけでは有りません。
原発の管理、点検、清掃、燃料の運搬、廃棄そういった全てのことが自動でできるのであればいいのですが、そうはなっていません。人間が被曝しながらやっています。
被曝限度がきたら仕事はおしまい。使い捨てとも聞いています。
電気を使うときは少なくともそういった仕事をしている人のことに感謝しながら使う必要が有ります。

いろんな裏方に支えられて我々の生活は成り立っている、まさしく仰るとおりだと思います。

11. 2010年5月12日 15:27:14: RycBzCkf0s
原発白血病というとセラフィールドを思いつきます。

http://cnic.jp/modules/smartsection/item.php?itemid=35

色んなサイトが有りますので調べてみて下さい。

このような大事故は避けなければいけません。

12. 2010年5月12日 23:27:35: RP8joBP2hE
Nyango 氏は原発業界の回し者。

原発推進業界がついている大嘘を象とすれば、原発反対論者がつく嘘など蟻だね。

残念ながら私の仕事は原発に直接関係ありませんし、当然に回し者でもありません。

13. 2010年5月13日 00:21:49: AxdUIZ0cXM
北欧のキノコ、東欧のブルーベリーはいまだにチェルノブイリ死の灰に汚染されているようです。
http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=906
日本のモニターからすり抜けて出回っているものも有るようです。

チェルノブイリのような大事故は避けなければいけません。

14. 2010年5月13日 00:54:35: AxdUIZ0cXM
こんなQ&Aもあります。

以前、新聞で「ほうれん草には放射能が1キロあたり最高222ベクレルふくまれている」というデータを示し、だからチェルノブイリ事故によるセシウム汚染など心配するほどのことはありません、という電力会社の広告を見ましたが、これはどういうことですか?
回答者: 原子力資料情報室 掲載日時: 08-May-2007 16:02
ほうれん草にふくまれているというのは、カリウム40という自然にある放射能のことです。セシウム137とカリウム40では、出る放射線の性質や人体への影響はまったくちがいます。体内でのとどまり方も異なり、セシウム137の方がずっと大きな被曝となります。単純にベクレル数で比較することはできないのです。
 環境の中に放出されたセシウムなどの放射能は、人体に入るまでに食物連鎖によって複雑な経路をたどります。たとえば、湖の魚はプランクトンや藻などを通して水中の放射能を濃縮して取り込むので、水の何十倍、何百倍もの濃度になるのです。
 私たちが食物を食べることによって受ける自然放射能からの被曝量は、1年間で約0.24ミリシーベルトになるといわれています。これは避けることのできないものです。
渡辺美紀子)

チェルノブイリのような大事故は避けなければいけません。