スーパー堤防について

 前原国土交通大臣が、スーパー堤防を抜本的に見直す、と表明した。

 スーパー堤防は、堤防の裏法面(住宅等堤防が防護すべき方向にある堤防の面)の傾斜を3%に押さえるなど、通常の堤防と比較して相当大きな幅を確保することが求められる。そのため、既成市街地でスーパー堤防を建設する際には、工事中は一旦他所に移転してもらい、完成後に元の場所に再移転してもらう、という複雑な手順を踏まなければならない。

 そのため、防護すべき生命、財産が集中し、優先して治水対策を行うべきとされる、密集市街地ほど、工事が後回しになる、という矛盾を抱える。その旨、事業仕分け第1弾で指摘されていた。

スーパー堤防「抜本的に見直し」 前原国交相が視察

http://www.asahi.com/politics/update/0419/TKY201004180308.html/