クリスピー・クリーム・ドーナツの思い出 in US & UK

 クリスピー・クリーム・ドーナツがついに大阪・心斎橋に進出します。

 数年前の新宿南口を皮切りに、名古屋の出店等、クリスピー・クリーム・ドーナツは日本で成功を収めてきました。

 いずれの店も、ドーナツを買い求める人の長蛇の列で賑わっています。午前8時半の段階でオープン前の心斎橋店の行列は8時間待ちだとか。

 クリスピー・クリーム・ドーナツは米国発祥で、その後、欧州等に店舗を展開してきました。

 僕が最初にクリスピーに出会ったのは、今から3年前。ニューヨーク州ロチェスターに出かけた時です。広大な駐車場に自家用車は殆ど停まっていません。その代わり、2〜4トンくらいのクリスピーのロゴ入り配達車が所狭しと並んでいます。どうやら、店舗販売よりも移動販売が主流のようです。

 店内もガラガラ。すぐに買うことが出来ました。日本でも人気のオリジナル・グレーズド。値段は僅か1個75セント(70円を切るくらい)。日本の価格(160円)とはえらい違いです。ダース買いすると更に割引になります。確か6ドルくらいだったと思います。

 味は焼けつくような甘さ。食感は滅茶苦茶ふんわりという感じで、まさにつくりたての醍醐味を味わいました。残念ながら、日本のものを食したことがないので、日本と米国の味の差は分かりません。

 次に、英国・ロンドンでのクリスピー・クリーム・ドーナツの思い出。話は2年前に遡ります。

 今でこそ円高ですが、当時は1ポンド200円を超えるくらいの超円安でした。ただでさえ物価が高いロンドンで、超円安のダブルパンチ。僅かな出張費ではまともな食事にありつけそうもありません。

 そこで目をつけたのが、クリスピー。「くまのパディントン」やアガサ・クリスティミス・マープルシリーズ、シャーロック・ホームズ等でもよく出てくるパディントン駅で買ったクリスピー・クリーム・ドーナツ(2個)が毎晩の夕食でした。1個1ポンドくらいだったような気がしますが、不味いパスタですら平気で10ポンドくらいとる英国の狂乱物価の中にあっては、クリスピーは貴重な腹の肥やしになりました。