韓国による交通システムのプロモーションについて。

 韓国の交通システムの売り込みを、官民一丸となって世界に働きかけていることを報じる記事を紹介したい。

 危機管理上、機微な情報を含む入国審査システムを輸出しようとする考えそのものが信じられないし、ホームドアの輸出とかは、いかにもしょぼい。第一、韓国版新幹線は相次いで故障や事故を起こすなど、韓国の交通システムそのものに対する国民からの信頼度は著しく低い。

 話をセキュリティと危機管理に関する話題に戻そう。

 魚雷によって哨戒鑑が真っ二つに裂かれた事件でも、大統領の報告に49分もの時間を要するなど、韓国における危機管理意識の低さが話題になっているところである。北朝鮮による報復ではないか、との疑惑もくすぶっているが、韓国首脳部からの具体的な言及はまだ行われていない。

 危機管理意識がお寒い状況にあるというのは、我が国も一緒の状況であるが、韓国の例を他山の石としたい。

 ゴールデンウィーク期間中、前原誠司国土交通大臣は米国・ベトナムに出張し、新幹線をはじめとする運輸技術の売り込み攻勢をかける。JR東日本川崎重工といった民間トップと一緒だ。遅くなばせながら成果を挙げることを期待したい。

世界の交通インフラに「ITコリア」浸透(朝鮮日報)

 

http://www.chosunonline.com/news/20100428000047/