白坂和彦他との大麻論争(13)

1315. 伊藤学 2010年03月23日 00:20
取り敢えず1300あたりまでコメントを。

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1113. 暇な院生

>恣意的な法の拡大解釈がまかりとおる1条、
生存権すら無視する明らかに憲法違反の4条、行政の裁量権濫用が常態化の5条、21条

どの条文がどういう点で問題なのか、具体的に指摘してみたら?

>法の目的すら明文化されていない、保護法益も不明な欠陥法
68を再掲。

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大麻取締法に、確かに目的規定がないが、これでもって、あたかも法律に瑕疵があるかのごとくに吹聴するのは誤り。大麻取締法と同じ年に制定された、軽犯罪 法、行政代執行法、国民の祝日に関する法律etc.には同じく目的規定は置かれていない。

あと、当然のことながら、大麻取締法の制定時に、国会において、法律の目的・趣旨について、当然説明されている。

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>最近は大麻の害毒が他の合法薬物と比較しても少ないことが判明し

まだこんなことを言っているのかね。


1316. 伊藤学 2010年03月23日 00:21
1119. 暇な院生
>それが公共の福祉に害となるから禁止するのであって、
別に嗜好用だから禁止しても当然というのはおかしい。
単に解禁によって解決される問題の緊急性が違うだけ。

>嗜好用だからあかんというのなら、ふぐの肝だって同じ
とらふぐ釣って自分で捌いて食うのも危険かもしれん、
しかしリスクを犯すのは本人であり、あたって死ぬのは自己責任
なのにそれを逮捕して処罰するというのはおかしいだろう。

えーと、これは本当ですかね。食品衛生法の体系からいってあなたが言うような自家消費は、罰則の対象になりようがない気がするのですが。


1317. 伊藤学 2010年03月23日 00:21
1123. 暇な院生

>そもそも「麻薬と同様の害毒」なんてないことが医学研究の結果判明した現在でもなお、以後の規制の根拠とするべきでですか?

「嘘も百回繰り返せば本当になる」を実践してもダメね。そうでないというならば、「『麻薬と同様の害毒』なんてないことが医学研究の結果判明した」ということについて、検証可能なソースを示されたい。


1318. 伊藤学 2010年03月23日 00:21
1133. 暇な院生
>最新の医学的知見を即座に規制に適応できるようにしなければならない。
>問題と思われていたことはそうでないと判明した場合も同様。
その通りですが、「判明した」と判断するには熟慮が必要。大麻に関しては、君が主張するように、「『麻薬と同様の害毒』なんてないことが医学研究の結果判明した」なんてとても言える状況じゃないと思われるところ、上記の主張は本板の議論には何ら関係ないけど。


1319. 伊藤学 2010年03月23日 00:21
1136. >1128.
>大麻合法化によって日本の国益を害すること目論む反日分子が紛れ込んでますね。
>分かっていると思いますが、大麻擁護派の皆さんはこのような輩とはちゃんと距離を取って下さいね。

その通りだと思います。また、勘違いされないよう、きっちりした対案を提示して頂くと宜しいと思いますよ。むしろ、986+1202のように、「危険かもしれない大麻を蔓延させてくれるなという大多数の願いを担保しつつ、自宅でひっそり大麻を吸いたいという少数の願いをかなえる」ような提案が大麻擁護派から出てこないのが不思議でならないんだよね。


1320. 伊藤学 2010年03月23日 00:22
1152. 白坂和彦

>大麻に限らず、違法薬物を捌いて収益を上げている犯罪組織への取り締まり強化と、末端の使用者に対する対応は、峻別して検討すべきであるというご意見には賛成です。

白坂さんは大麻の非犯罪化を主張しているわけだから、上記の違法薬物には大麻は含まれない、っていう前提とも読める。つまり、大麻に関して何も答えていないとも読めます。また、犯罪組織に限らず、一般の人、団体が行う流通、栽培、輸出入に対して規制・罰則をどうするのか、「適切な管理」という曖昧な言葉でなく、明確な青写真をギャラリーに提示していただかないと、あらぬ誤解を受けると思いますよ。(白坂さんたちの本当のねらいは、少量の大麻所持者に対する罰則の緩和(または非犯罪化)をまず達成し、なし崩し的に大麻の普及・蔓延を目指すことにあるのではないか、との疑いをかけられても止むを得ないと思います。)


1321. 伊藤学 2010年03月23日 00:22
1153.白坂和彦
>話がアベコベです。大麻の所持を、懲役刑という、国民の身体を拘束する厳罰で取り締まりる必要性を明確にしなければ、国家権力はそのような法を定めるべきではないのです。そして、山崎さんはそれを問うているのです。

1230でも書いたけど、これで十分だと思います。
大麻の危険性がどの程度のものか分からないし、国民の身体や精神にどのような作用・影響が出るかも分からない。分からない以上、健康で文化的な生活をしたいという大多数の国民の切なる願いを守るため、安全側にみて、嗜好目的の大麻所持の規制を継続する、という政策を採用することは、著しく不合理であるとはいえない」。

逆に、大麻をこれから解禁しようとするなら、その必要性を明確にできなければ「大麻取締法の一部を改正する法律」を定めることはできないのです。


1322. 伊藤学 2010年03月23日 00:23
1173. 医療関係者

>血液製剤は、止血のための有効な薬剤だ。
それを使用することのメリットとリスクを天秤にかけた上で使用する。
しかし、その天秤の計りかたを間違えたの、先の薬害事件。
あらゆるワクチンもそうだし、輸血だってそうだ。
全ては医療のためのメリットとリスク。

>単なる快楽のために、リスクを取る必要性はまるでない。

短い言葉の中に、人の生命や健康のことを真剣に考えている姿勢がにじみ出ております。コメントありがとうございました。

大麻を吸って楽しみたいというごく一部の者の快楽のために、大多数の国民の身体・財産をリスクにさらす必要性がどこにあるのか、と私は考えており、まったく同意見です。


1323. 伊藤学 2010年03月23日 00:23
1227. National Geographic
>パート1だけみました。長いのでちょっと時間下さい。
伊藤さん、全部見ました?

すみません。まだ見ていません。


1334. 伊藤学 2010年03月23日 07:01
1302. 白坂和彦

>オダさん、「大麻の合法化」と聞いて、不安感を抱く「TV新聞雑誌等で聞きかじった程度の反対派」の人たちを挑発するのはやめよう。なぜ反対なのか、せっかくコメントしてくれている人たちに、「これだから大麻は吸わないほうがいいんだ」と感じさせてしまっては、オダさんの負けです。

サミーさんに対しては何もコメントしてこなかったので一言だけ。おそらくサミーさんの感覚がサイレント・マジョリティが持つ良識に一番近いのでないか、と直感的に考えている。でも、普通の市民は日常生活に忙しくて、自分で詳しく調べたり、この板に繰り返し書き込んで、ということは出来ない。だから、せっかく貴重な時間をつかって議論に参加してくれたサミーさんのような人を、解禁派は味方につける努力をするべきだと思うし、関心ない人にとっては従前とおり大麻フリーでいられるような制度設計(例えば986+1202)を積極的に提案するべきだと思う。