現代の『女工哀史』、AKB48考

 週刊文春の最新号(5月6日/13日特大号)に「AKB48は現代の『女工哀史』選抜メンバー父親がついに明かした」と題する記事が掲載されている。

 本誌によれば、早朝から深夜まで1か月毎日休みなく働いても「ごく一部のメンバーを除いて、選抜組でも月給十万円程度。それなりの額をもらっている人はどうやら三、四人のよう」であり、「低い給料しかもらえないメンバーとは対照的に、”別格”とされているのが、総選挙で一位の前田敦子(18)だ。(中略)彼女はとにかくデビューのときから”特別扱い”でした。所属の太田プロダクションとも話し合って、仕事に見合った給料をもらっていると聞いています。」などと、メンバーの中の格差拡大が問題になっているようだ。

 一方、時代を一世風靡(いっせいふうび)したモーニング娘。のメンバーは、皆が皆、納税額1000万円以上の高額納税者に名を連ねたのと、対象的だ。藤本美貴矢口真里辻希美による、自由奔放な発言は、バラエティ番組を見ていても気持ちがいいくらいであるが、メンバー間の競争が苛烈なAKBのメンバーでは、萎縮してちょっと無理かも知れない。前田敦子は(見かけ)優等生的な発言しかしないし、露出度が高い篠田麻里子でさえも、コメントに切れがなく、存在感が凄く薄いよな、と思うNyangoでした。