ツポレフ154の思い出

 学生の頃、バックパッカーとして、ポーランドチェコオーストリアハンガリー、ロシア等の東欧諸国を旅行したことがあります。アウシュビッツ赤の広場を見学したことが特に印象的でした。

 モスクワを拠点とするアエロフロート・ロシア国際航空のお世話になりました。同社の主力機は、最近ではエアバスボーイングといった西欧諸国の製造航空機が導入されているものの、当時はツポレフやイリューシンといった、旧ソ連が製造した飛行機が主力でした。私が旅行した際も、モスクワ〜ワルシャワ間と、ブタペスト〜モスクワ間で、今回墜落した大統領機と同じツポレフ154に搭乗しました。

 同機の特徴は、座席が前にも後ろにも倒れることです。飛行機の進行方向と逆向きに座ることも可能。現にロシア人らしき6人組が、向かい合わせになって座っているのを見たときには本当にたまげました。

 同じ旧ソ連が誇る飛行機にアントノフというのがあります。函館とユジノサハリンスク(サハリン)を結ぶ定期便に使用されていたこともあります。離陸の際に機内に白煙が充満するのを見たときには、衝撃を受けました。

墜落大統領機ツポレフ154 老朽化、事故相次ぐ
産経新聞

http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100410/erp1004102308013-n1.htm/